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今回は『ハルタ 』に連載されている鶴淵けんじ先生の『峠鬼』の登場人(神)物と神器についてまとめます!
只人(人間)、神様含め、多くの登場人物が出てくるこの作品。
歴史上実在したとされる人物も出てきますが、あくまでも作品内での情報をまとめました。
ネタバレを含みますのでご注意ください!
登場人物一覧
ー只人ー
・妙(みよ)
・役 小角(えんの おづの)
・後鬼(ごき)
・不来巳(こずみ)
・道昭(どうしょう)
・東宮(あずまのみや)
・役 白専(えんの しらと)
・義学(ぎがく)
ー鬼ー
・善/前鬼(ぜん/ぜんき)
・義玄(ぎげん)
ー神様ー
・切風孫命神(きっぷうそんのみことのかみ)
・晏尹石(あんいんせき)
・早天羅比売神(さでらのひめのかみ)
・一言主(ひとことぬし)
・日吉尾比古(ひえのおびこ)
・アイノコ
・穂生惧主(ほのきぐぬし)
・能美火神(のみのほのかみ)
・大国主(おおくにぬし)
ー神器などー
・環蛇の鏡(かんだのかがみ)
・天蚕赤糸(てんさいあかいいと)
・四眼香(よつめこう)
・真白稗酒(ましろひえざけ)
・墨を飲む者
・蚤囃子そらばや
・指南車(しなんしゃ)
ー只人ー
妙(みよ)
12歳の時、村を司る神・切風孫命神(きっぷうそんのみことのかみ)への生贄に選ばれた少女。
左目の近くに黒子がある。
母は産褥熱で、父は山で転んで亡くなっている。
生贄になる前日、村に小角・善・後鬼がやってきて運命が変わった。
切風孫命神の御前を訪れたのち、小角の弟子として一緒に旅をすることに。
善の正体を知った後も、善を恐れることなく関わり続け、善の願いが叶うように願う優しい心の持ち主。
あらゆる願いを叶えてくれる美しき竜神さま、一言主(ひとことぬし)にまみえるため、弟子の妙と善を連れ旅をしている道士。
父親は3歳の時に他界。
母・白専(しらと)は一言主神の氏子で、嘆願者のための宿を営んでいる。
仙人になるため、10歳ごろ師匠である不来巳(こずみ)と共に葛城山の山頂を訪れ、その際初対面した一言主の美しさに恋に落ちた。
叶わぬ恋と知りながらも長年想い続けている。
大神・アイノコ様の元を訪れた際には、男子学生を神器として自分のそばに置いているのを目の当たりにし、大神様にあれだけ強く思われている男子学生を羨ましく思ったようだ。
慈悲深い所があり、道中で遭った生贄の女の子を何人も救っては都に置いていっている。
人食い鬼に会った際にも、人間に戻るため一緒に旅をしようと誘っていた。
神と相対し対話する異能を持ち、理由は不明だが現在は一言主がいる葛城山への立ち入りを禁じられている。
そのため、道中で八百万の神の元を訪れては一言主に会うための知恵や神器の力を分けてもらっている。
持っている剣は、老君(=太上老君。仏教の最高神格)から鋳出されたものらしく、道昭(どうしょう)から借りているもの。
禁の力を増し、魔を払うことができるようだ。
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小角の弟子だと名乗り、小角と善と共に妙の村にやってきた女性。
マスクをしていたため当初顔は見えなかったが、正体は大人になった妙である。
切風孫命神の神器である環蛇の鏡を使い、時を超えて移動しているようだ。
大神・晏尹石が切風孫命神に手紙をしたため、後鬼を神器の鏡に通すよう頼んでいたことから、晏尹石とは何か強い絆があるのかもしれない。
小角の師匠の道士。
小角が10歳の時、共に葛城山の山頂まで行き一言主にまみえた。
仙人を目指す幼い小角に対し、才が抜きん出ていると評価した。
小角と同様、剣からヒラヒラを伸ばすことができる。
宮廷・岡本宮にいる小角の知り合いの坊主。
荒れ果てた生駒山で善を連れた小角に出会い、寺の庵に泊めてあげた過去がある。
本人曰く、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)の一番弟子。
諸山をめぐって神器を貸りるつもりだという小角に、玄奘三蔵から拝した宝剣、”七曜七星剣(しちようしちせいけん)”を渡した。
現在は近江の新都に出払っているらしい。
宮廷・岡本宮にいた坊主。
本人曰く、小角の友人らしい。(小角は否定している)
5,6人妻がいる。
小角が生贄の女の子を救っては都に置いていく際、力を貸しているようだ。
妙を都に置き去りにしようとした際には、小角が妙を手放すことに躊躇いがあることを見抜いていた。
善に狩りの仕方を教えた人物でもある。
小角の母。
一言主の氏子であり、山で宿を営んでいる。
嘆願者が山頂まで辿り着けるよう、宿では白専印の入った杖を販売している。
以前までは酒も提供していたが、酒が原因で旅死する者が増えたとして、一言主から直々に販売をやめるように告げられた。
販売をやめたお礼に”永遠の若さ”を頼んだため、60歳を過ぎても若々しい外見である。
しかし、咳き込む描写もあり、小角からは骨身や臓腑の老いは人並みだと心配されている。
義学(ぎがく)
出雲にある『歩(あよ)の里』の意見役のような務めをしている人物で義玄の夫。
現在は病を患っている。
元は仏門にあった僧。
ある日、出雲の土豪の命により”歩(あよ)の鬼”を調伏するように言われ鬼と接触。
その後、鬼とは何かを追求し始める。
左目の傷は鬼たちに害意がないことを示すため、自ら傷つけたものである。
ー鬼ー
善/前鬼(ぜん/ぜんき)
小角の弟子で、叶えたい願いがあるため小角と妙と共に旅をしている。
朽ち果てた集落で飢餓に苦しんでいたところ、仙人になるため峨嵋行をしていた小角に助けられた。
人々からは前鬼と呼ばれているが、小角や妙からは善と呼ばれている。
普段は人間の姿だが、首巻の下にあるを杭(?)を引き抜くと鬼の姿になる。
当初は人間である妙のことをよく思っていなかったが、徐々に惹かれ始めている。
義玄(ぎげん)
出雲にある『歩(あよ)の里』の鬼で義学の妻。
角のない1人息子がいる。
里の鬼たちからはアネゴと呼ばれている。
左目の負傷は鍛冶の飛び火によるものだと思われる。
義学の病気を治すため、小角らを『歩(あよ)の里』まで連れて行った。
ー大神ー
妙の村を司る大神。
生贄を鳥のような姿に変え、神使としている。
神器は縄のような見た目の環蛇の鏡(かんだのかがみ)で、端を結べば時を超えて移動ができる。
妙が環蛇の鏡に触れた際には、万死億死に値すると激怒し、全身を大量の蛇のような姿に変えた。
希少性 | 乙 |
利便性 | 丙 |
危険性 | 甲 |
秘匿性 | 甲 |
愉快性 | 戊 |
御所有 | 切風孫命神(きっぷうそんのみことのかみ) |
注釈:見た目はただの大縄だが、端を結べば万の時、万の場所へと通ずる鏡となる。 |
※甲を最上に乙・丙・丁・戊の順
相模・丹沢の大神。
蜘蛛のような姿で眼が4つ(?)あり、現在だけでなく”過去”も”未来”も”さだめ”さえも見ることができるようだ。
そのため、未来から小角らの旅を見ている(という設定?の)我々読者のことにも気がついた。
希少性 | 甲 | |
利便性 | 丁 | |
危険性 | 乙 | |
秘匿性 | 乙 | |
愉快性 | 丙 | |
東宮(あずまのみや) | ||
注釈:多くの細工が施された香炉(こうろ)。 遠く昔に晏尹石から朝廷へと渡った。 立ち込める香煙は聞く者の夢見を彩る。 |
※甲を最上に乙・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)の順
一言主の知己(ちき)と聞き、小角が訪れた大神。
蝶のような姿をしていた。
神器は繭より紡いだ糸できた天蚕赤糸(てんさいあかいいと)。
祟り神、厄神と思われていたが、実際には明るく凶暴性はなかった。
希少性 | 丁 |
利便性 | 乙 |
危険性 | 丙 |
秘匿性 | 戊 |
愉快性 | 丁 |
御所有 | 早天羅比売神(さでらのひめのかみ) |
注釈:早天羅比売神が眠る繭より紡がれる五色の糸のうちの一つ。 たとえ如何なる相手でも縁を結ぶ。 |
※甲を最上に乙・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)の順
葛城山にいる美しい大神で、小角が想いを寄せている相手である。
彼岸にいる唯一の神様でもある。
人々からはコト様と呼ばれて崇敬されており、巨大な竜の姿や人の姿で人前に現れ、善事も悪事も一言で叶えることができる。
服が嫌いなようで、服を着せようとすると鱗がカサつくだの美しいものをわざわざ隠すなんて、とグチグチ言う。
小角が幼い頃は嘆願者が後を絶たなかったが、現在は病により引き籠もっているらしく嘆願者の数は激減した。
小角がアイノコ様の社を訪れた際には、”美しい姿は醜い姿になり、昼に姿を見せることはなくなった”、”業を煮やした役小角に調伏され土佐の岩に封印された”と予言されていた。
予言通りになるかは不明。
初めは小さなライオンのゆるキャラのような姿をしていた大神。
村人の崇敬がなく、威が縮み体が小さくなってしまったようだ。
その後、山崩れにより亡くなった村人たちから崇敬されたこともあり、元の巨大な姿に戻った。
手から酒を出す御権能がある。
希少性 | 丙 |
利便性 | 戊 |
危険性 | 丁 |
秘匿性 | 丁 |
愉快性 | 甲 |
御所有 | 日吉尾比古(ひえのおびこ) |
注釈:神の手より醸された酒。 酌めども作ることはなく、どの美味を言い表すには言葉が足りない。 人が味わうには不遜の神酒。 |
※甲を最上に乙・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)の順
小角曰く、神器は持たず、智が天にも通ずるほどの大神。
氏子を持たず、若い神のようだ。
一言主様に会うための知恵を借りるために訪れたが、アイノコ様は見当たらず、パソコンを持った現代の高校生のような男子学生がいた。
男子学生はパソコンを使い、一言主について調べてくれたが、その際”美しい姿は醜い姿になり、昼に姿を見せることはなくなった”、”業を煮やした役小角に調伏され土佐の岩に封印された”と告げた。
小角には男子学生に抱きついたアイノコの姿が確認でき、男子学生そのものがアイノコの神器であると悟った。
希少性 | 戊 |
利便性 | 戊 |
危険性 | 丁 |
秘匿性 | 戊 |
愉快性 | 戊 |
御所有 | 間子様と呼ばれているが委細は不明 |
注釈:かつては常人の人間だったがあらゆる智慧を持ちながら口の聞けぬ神の感覚器として用いられている。 コーラ(?)を飲んでいたところ、妙に墨を飲んでいると勘違いされこの名になったと思われる。 |
※甲を最上に乙・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)の順
イモリのような姿をした大神。
なぜか一人称はミーである。
昔は彼岸で氏子らと邑(くに)を収めていたようだが、ある時、天からの隕石のようなものが落下し、それを全身で受け止めたため常闇の世界に落ちてしまった。
常闇では時間の進みが遅いため、大昔の出来事ではあるが穂生惧主にとっては7日前の出来事に感じるらしい。
小角は穂生惧主の所へ行くのは絶対にやめておけと出雲で言われたが、今時珍しいほどの氏子の崇敬の念もあり、祟り神ではなさそうと判断。一目まみえることにした。
その時、能美火神(のみのほのかみ)からもらった鼓があったため、無事常闇から生還した。
準備中
大国主(おおくにぬし)
神々の総元締め。
武神・スサノオの女婿で知恵の神であり薬の神であり、開墾の紙でもある。
葺原中国(あしはらのなかつくに)を興し、倭という国の礎となった神王。
国津神と呼ばれる神々の中では最大の霊格を持つ。
妙が出会った神様の中では一番の大物であり、その姿も大きい。
しかし顔は優しい顔をしており、師匠の相談事に親身に耳を傾けてくれる。
指南車(しなんしゃ)
希少性 | ? |
利便性 | ? |
危険性 | ? |
秘匿性 | ? |
愉快性 | ? |
御所有 | 出雲土豪から義学が譲り受けたもの。現在は月夜見の社を目指す小角が所有。 |
注釈:朝廷が二機鋳造した絡繰り細工で、行き先を記した符を挿せばその場所を指し示してくれる。 |
※甲を最上に乙・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)の順
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最後に
どのキャラクターも魅力的でストーリーも面白くて・・・今一番アニメ化して欲しい漫画かも!
時を行き来したり、神器が不思議な力を持っていたりするから、一度読んだだけでは理解しきれず不思議な気持ちになるのよね。
もう何度も読み返してます。
それでも謎だらけで続きが気になってしょうがない!!
まだ読んでない方は是非とも読んでほしい作品です!
祝♡2021年4月15日に4巻が発売!
祝♡2022年3月15日に5巻が発売!!
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