【あらすじ】『鬼滅の刃(きめつのやいば)』188話(22巻)【感想】

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『鬼滅の刃きめつのやいば）』 188話を読んでの感想を書きます！

（ネタバレ注意です！！）

前回、縁壱は炭治郎（炭吉）に無惨と遭遇した時のことを話しました。
それは十三の型と思われる技が生まれた瞬間でした。
炭治郎は無事に十三の型を教えてもらう事ができるのか！？
では気になる続きを見ていきましょう！！

188話の感想とあらすじ

激しさをます無惨の猛攻。
応援に駆けつけた行冥さえも、圧されて透けて感じとる事ができません。
（昔、縁壱に透けて見られて死にそうになったからね。無惨なりの対策？）

すると再び攻撃を受けてしまった蜜璃。
攻撃が見えず、勘でなんとか避けている状況です。
私が一番に潰れる！少しも役に立ててないのに！捨て身で突っ込むしかない。それでも無惨の動きを止められるかはわからないけど・・・と身を挺する覚悟をしました。

ガヒュン！！

肩と頬を大きく削ぐように斬り付けられてしまった蜜璃。
（もおおおおおおお！！！死亡フラグ立てるのやめて！！！！）

伊黒がすぐに駆けつけ、裏路地へと運びました。
非情にも地面には蜜璃のものと思われる大量の血の道筋が・・・。

攻撃を見ていた行冥。
蜜璃は避けたはずなのに、何故だと不思議なようです。

実弥、行冥、義勇は同時に攻撃を仕掛けました。
ギガガと激しく音が鳴り響く中、無惨は顔色一つかえません。

その間、隊員へ蜜璃の治療を頼む伊黒。
この紙を持っている目が釣り上がった隊員を探せ！兪史郎という！！と。

しかし蜜璃は、まって、私まだ、戦える。今度は足をひっぱらないようにするからと息を息を切らせながら告げました。

もういい。十分やったと伊黒。

蜜璃としては全然役に立ててないこの状況で死ねないと。

しかし伊黒は、あとは頼むと隊員に言い残し無惨の元へと走っていきました。

待って！私もいく！！伊黒さん！！嫌だ！死なないで！！もう誰にも死んで欲しくないォ！！と号泣しながら叫ぶ蜜璃・・・。
もう立ち上がる力がないようで、その場にダンと倒れました。

戦場へと向かう伊黒。
鬼が、鬼なんてものがこの世になければ、一体どれだけの人が死なずに済んだだろう。
もし君と何気ない日常で会えたなら、どんだけよかっただろうかと悔しさがこみ上げます。

いや。無理だな、俺にはと伊黒。
口を覆っていた包帯が解け、隠していた口元があらわになりました。
伊黒の口は、口裂け女のように裂けたような怪我が・・・。

まず一度死んでから、汚い血が流れる肉体ごと取り替えなければ、君の横にいることすら憚られると伊黒。
甘露寺、俺は人を殺し私腹を肥やす汚い血族の人間だ。
強奪した金で屋敷を構え飯を食い、無意味な贅沢をして、恥を恥とも思わず、強欲で虚勢ばかりの醜い一族・・・・。
伊黒は自分の過去を思い返しました。

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女しか生まれない家に生まれた伊黒。
男が生まれたのは370年ぶりで、なぜか伊黒は生まれてからずっと座敷牢に閉じ込められていました。
母親や兄妹、おば達は猫撫で声で接し、毎日食事を運びました。

そして座敷牢は夜になると、ズリッズリッズリッという何か大きなものが這っているような音が天井からしました。
何者かの視線を感じる伊黒・・・。

そんな中、なぜか12歳になると座敷牢から引きずり出されました。
伊黒が案内された豪華な部屋には、顔と下半身が蛇のような姿の女（鬼）がいました。

夜中に俺を見ていたものはこいつだと理解した伊黒。
小さいねぇ、小さいねぇ。もう少しだけ大きく育ててからだと蛇女。

伊黒の一族は、この鬼が人を殺し奪った金品で生計を立てていました。
家族はその代わり赤ん坊が大好物だった鬼に、自分たちの子供を捧げていたのです。
（これさ、鬼より親の方が鬼じゃない？）

鬼は珍しく生まれた男の子で目の色がオッドアイの伊黒が気に入ったようで、成長してから食べようと思っていました。
そして鬼は伊黒を自分に似せるため、口を裂けさせその血を飲むのでした。

座敷牢に戻された伊黒は盗んだかんざしで木の格子（檻）を毎日削りました。
そして檻に迷い込んだ蛇の鏑丸（かぶらまる）だけが信じられる唯一の生き物でした。

そして来る日、鏑丸を肩に乗せ檻から逃げ出した伊黒。
途中で見つかり殺されそうになったところを、当時の炎柱が助けました。

柱は生き残った伊黒のいとこに会わせました。
しかし、あんたのせいよ！あんたが逃げ出したせいでみんな殺されたの！５０人も死んだわ！あんたが殺したのよ！生贄のくせに大人しく喰われてれば良かったのに！と泣きながら伊黒を責めたいとこの女性・・・。
（親族みんな頭おかしいの辛みがすぎる）

いとこの言葉に心が折れた伊黒。
クズ一族に生まれた自分もクズ同然だと感じる伊黒。
背負った業が深すぎるせいで、普通の人生を歩むことができませんでした。

やり場のない思いを全て鬼にぶつけ、ずっと鬼を憎んで憎悪し続けたのです。
誰かのために命をかけてみると、自分がどこか少しでも”いいもの”になれたような気がしました。

しかし、いつまで経っても恨みのこもった目をした５０人の腐った手が、どこにも行かぬよう体を掴んでいる気がした伊黒・・・。

無惨を倒して死にたい。
どうかそれで俺の汚い血が浄化することを願う。

鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれることができたら、今度は必ず君に好きだと伝える。
伊黒は木の下で満面の笑みを浮かべる蜜璃を思い出しました。

つづく

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読み終えて

もう蜜璃ちゃんと結ばれてよ・・・。
結ばれる前に死ぬとか本当お願いだからやめて。
死んでから二人が手を繋いであの世へ旅立つシーンとか描かれても”良かったね”とは思わないからね？
伊黒さんって鬼滅の中でもダントツで家庭環境が劣悪だよね。
みんな悲壮な運命を辿っていても家族愛とか兄弟愛が感じられるメンバーが多かったけど、伊黒さんは酷すぎるわ・・・。
なんの救いもないまま死ぬなんて受け入れがたい。
どうか死なないで・・・。

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